コーティング概要

処理方法 CVD(化学蒸着法) PVD(物理処理蒸着法)
高温CVD
名称(色) CVD−TiC
銀色
CVD-TiCN
金褐色
CVD-CrC
銀灰色
W2C
銀色
PVD−TiN
金色
PVD−TiCN
青紫色
PVD−CrN
銀灰色
PVD−TiCrN
金褐色色
DLC
黒輝色
膜の基本特性 処理温度 1000℃ 1000℃ 1000℃ 400℃ 500℃ 500℃ 500℃ 500℃ 200℃
膜厚 5μ〜10μ(超硬は2μ〜5μ但しCrCは超硬にはつかない) 15μ(超硬不可) 3μ〜4μ 4μ〜8μ 1μ
膜の硬さ HV3800 HV2600 HV1600 HV2300 HV2200 HV3000 HV1800 HV2000 HV3000〜HV5000
寸法精度
つき回り ◎細穴・複雑形状でも可 △影になる部分は不可(内径は、内径:深さ=1:1まで可、DLCは1:0.5
膜の強度
耐磨耗性
耐食性
耐酸化性 △350℃ △600℃ ◎750℃ △450℃ ○600℃ △400℃ ◎700℃ ○600℃ △400℃
離型性
処理前熱処理 SKD11 丸物 不要 必要(520℃以上の焼き戻し要) 必要(520℃以上の焼き戻し要)
角物 必要
推奨条件1030℃真空焼入れ+510℃焼き戻し2回
DC53 丸物 不要
角物 必要
推奨条件1030℃真空焼入れ+520℃焼き戻し2回
高速度鋼 丸角共通 必要(寸法コントロールが効かないため) 必要
SKS・SK 丸物共通 必要 処理不可
その他の注意事項 @ ロー付け不可 ロー付けはなるべく避けたほうが良い
A 焼きばめ・圧入品は打ち合わせが必要
B 放電・ワイヤー目へのコーティングは避けたほうが良い